資産運用を考えるとき、多くの人が「何を買うか?」に意識が向きます。
でも本当に大切なのは、まず 「土台を整えること」 です。
とくに家庭がある人にとっては、この土台がすべて。
なぜなら、あなたに“もしものこと”があったとき、その影響を受けるのはあなた一人ではないからです。
ここでは、30代の家庭持ちが絶対に整えておくべき
「3つの安全策」
を紹介します。
■ 安全策①:生活費3〜6ヶ月分の“ゆとり資金”を持つ
これは資産運用のスタート地点です。
- 子どもの突然のケガ
- 家電の故障
- 仕事のトラブル
- 車の修理
- 想定外の出費
人生にはイレギュラーがつきものです。
そんなとき「ゆとり資金」があるだけで、あなたの心は大きく守られます。
そして安心して投資を続けることができます。
生活費3〜6ヶ月分があれば
「焦って投資を売ってしまう」という最悪の失敗も避けられます。
■ 安全策②:保険は“必要最低限でOK”
家庭ができると
「保険にたくさん入ったほうが安心」と思ってしまいます。
でも、実は必要なのはたったこれだけ。
- 掛け捨ての生命保険(万が一の時の最低限)
- 火災保険
- 車を持っているなら自動車保険
それだけです。
医療保険や学資保険にたくさん入っている人も多いですが、
日本にはもともと公的な保障がとても手厚いので、重複していることもよくあります。
保険を見直すだけで
毎月2〜3万円の固定費が浮く
という家庭も珍しくありません。
その差額を資産運用に回すだけで、将来の資産は大きく変わります。
■ 安全策③:固定費を見直すだけで“自動的にお金がたまる家計”に
節約よりも効果が大きいのが、固定費の見直しです。
- スマホ代(格安SIMで年間10万円節約)
- 使っていないサブスク
- 車の維持費
- 保険料
- 住宅ローンの見直し
これらを少し変えるだけで、
毎月1〜3万円が勝手に浮くことも。
節約のように“我慢”がいらないため、自然とお金が貯まり始めます。
■ この3つがあると、投資の成功率は一気に上がる
逆に言うと、この3つができていない状態で投資を始めると…
- お金が必要になって投資商品を売ってしまう
- 気持ちに余裕がなくて続かない
- 余計な保険で家計が圧迫される
という状態になりがちです。
家族を守りながら資産運用をするうえで、
この「安全策の徹底」が何よりも大切なのです。
■ 家庭持ちの資産運用は「攻める前に守る」が鉄則
あなたは、家族が困らない未来を作りたいと思っているはず。
だからこそ、まず「守り」からスタートしてください。
そしてこの3つが整ったら、いよいよ“増やすステージ”へ進みましょう。
そのときは、あなたの資産運用は驚くほどスムーズに進み始めます。